ミュージアム・オブ・ユースカルチャーは近年、過去100年にわたりイギリスの若者たちが築き上げてきたサブカルチャーを紹介するため、ロンドンでポップアップエキシビションを開催するなど、優れた活動を展開してきました。
そしてこのたび、同ミュージアム史上最大規模となるエキシビション「Grown Up in Britain: 100 Years of Teenage Kicks(イギリスに生まれ育って:ティーンエイジサブカルチャーの100年)」を開催。コベントリーのハーバート美術博物館にて、ノームスキー、ギャビン・ワトソン、ケン・ラッセルなどによる写真をまとめ、パンク、ヒップホップ、レイブ、ロックなど、イギリスの若者たちによる過去数十年のサブカルチャーの歴史を振り返っています。
さらに、イギリス全土から寄せられた家族のフォトアルバムのノスタルジックな写真のほか、ロイヤルエンフィールドコンステレーション(バイク)、ZX Spectrum(ホームコンピューター)、チョッパー(自転車)といったオブジェクトも展示しています。

このエキシビションは、2025年にバーミンガムのディグベスに常設スペースが開設されるのに先立ち、2023年2月12日まで入場無料で開催されています。
ハーバート美術博物館のマーケティング&コミュニケーション担当マネージャー であるルアーク・ジョン=スティーブンスさんは、「コベントリーは国内でも若者が多い都市の一つであり、ティーンエイジャーの日々を記録したこの記念すべきエキシビションに対する来館者の反応が楽しみです」と語っています。

なお、ミュージアム・オブ・ユースカルチャーは、コレクションを今後もさらに充実させていくため、引き続き写真や文化資料を募集しています。
ミュージアム・オブ・ユースカルチャーのアーカイブプロジェクト担当マネージャー であるリサ・デル・ヴェドヴァ さんは、次のように述べています。「ミュージアムのコレクションを大幅に拡充するため、ロックダウン中に、靴箱や屋根裏、フォトアルバムを隅々まで見てみていただきたいと一般の方々に呼び掛けたところ、
6,000点もの貴重な写真やアイテムが寄せられました。今回のエキシビションは、それぞれの物語を共有してくださった皆さまへの感謝と敬意の気持ちを込めて開催するものです。今後も、できる限り多くの方に写真や思い出の品をご提供いただき、未来に残していきたいと考えています。」
詳しくは museumofyouthculture.com をご覧ください。



