活気あふれる原宿エリアの中心部にあるFRED PERRY SHOP TOKYOの改装が終わり、リニューアルオープンを祝うパーティが先週開かれました。お得意様やアンバサダーの方々のほか、東京だけでなくロンドンやオーストラリアからもフレッドペリーのチームが集まり、500人を超えるゲストが音楽とホットサンドを楽しみました。
このフラッグシップショップが最初にオープンしたのは2016年のことです。オープン直後からフレッドペリーファンが訪れ、コレクションを見たりフレッドペリーについて知ったりできるコミュニティハブとなりました。
建物の設計はジェネラルデザインの大堀伸氏が手がけ、産業革命期の工場建築にインスパイアされた、建築的感性あふれる設計となっています。販売スペースにはスキップフロアが取り入れられました。
このショップの自慢は、フレッドペリーの原点であるフレッドペリーシャツを並べた、世界最大のポロシャツウォールです。販売中の新色シャツが壁一面にディスプレイされています。
日本の建築物ではスライスレンガを壁に貼り付けるのが一般的ですが、このショップでは本物にこだわり、4万5,000個の英国式レンガを用いています。レンガは、愛知県安城市にある100年を超える歴史を有する窯に特注され、神宮前の街並みに調和するモダンなダークチョコレートのカラーが採用されました。
ショップのギャラリー風テイストに合わせた大きな天窓は、これまで7年間にわたりお客様に愛されてきた雰囲気を踏まえて再構築されました。その下には展示専用スペースが設けられ、写真やアーカイブアイテム、コラボレーションによる新作がディスプレイされています。現在展示中のポロシャツは、ラフ シモンズ、ジュンヤ ワタナベ、コムデギャルソン、アートカムズファースト、ザ・スペシャルズなどとのコラボレーションアイテムのアーカイブです。ポール・ウェラーのサイン入りのポロシャツもあります。ブラックにペイントされたスチールも、昔の工場の建物にインスパイアされたものです。
東京におけるフレッドペリー大使館ともいうべきFRED PERRY SHOP TOKYOは、日本のフレッドペリーコミュニティが訪れるべき場であり、ブランドとコレクションを肌で感じ、人と人をつなげるニッチなサブカルチャーを楽しめます。フレッドペリーのブランドとしての志があますところなく表現された、今後のアンバサダーショップの方向性を示す店舗です。
FRED PERRY SHOP TOKYO
東京都渋谷区
神宮前5丁目9-6