Twitter Line Facebook Share
サブカルチャー

Fred Perry Quarterly Issue 01 22



フレッドペリー・クォーター・イシュー 2022年 01
2022年2月

フレッドペリー・クォーター・イシュー最新号が届きました。

2022年へようこそ。

新しい年を前向きな気分で迎えるために、私たちはイギリスのサザンソウル・シーンから影響を受けた最新コレクションを制作しました。70年代以降のファッション、音楽、社会的な包括性が刺激し合ったこの時代にレディングのTop Rankやキャンベイ島のGoldmineなどのクラブで誕生したサザンソウル。

現代的なソウルミュージックを愛する者たちが集まり、結束して生まれたミュージックシーンです。音楽と仲間との一体感を軸にして成長した同シーンは、2022年にふさわしいように感じられます。今年こそは世界中のダンスフロアでつながり、みんなで一緒に過ごす時間が増えることを楽しみにしています。

人間は「私はここにいた」ということを世界に示すために、いつの時代も自分の痕跡を残してきました。若い頃は、音楽への忠誠を示すピンバッジや、レイヴ会場の壁から剥がしたシワだらけのポスターなどがそうでした。レアなメンズウェアからレイヴのフライヤーまで、熱心なコレクターたちに蒐集を始めたきっかけを聞きました。

Black Midiのドラマー、Morgan Simpsonが着用するニコラス・デイリーとのコラボレーションのルックをご紹介します。現代文化と伝統的な職人技の融合という共通の関心を持つフレッドペリーと英国のメンズウェアデザイナーのコラボレーションは、カウンターカルチャーの要素をふんだんに取り入れています。このコレクションは、1970年代のイギリスのファンク、ソウル、ジャズミュージシャンからインスピレーションを得ています。

そして最後に、ブランドの中心であるフレッドペリーシャツを取り上げました。このシャツの誕生から70周年を迎えるにあたり、ミュージシャンやアーティスト、郵便配達員、ショップスタッフといった私たちのコミュニティに加わった新しい仲間たちをご紹介します。30ページでは、シャツの「ボタンを留めるのか、留めないのか?」という問いに関する考察と、M3600フレッドペリーシャツのオリジナルのテーラリングの復活に関する記事を掲載しました。