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サブカルチャー

ペガサス(ストリートアーティスト)へのインタビュー

2022年11月

ポップカルチャーにおける著名人のグラフィティで知られるストリートアーティスト、ペガサス。このたび、自身がこよなく愛するカムデンで、エイミー・ワインハウスを題材にした新たな作品を発表します。

長年にわたり、エイミーはあなたの作品の主要なテーマとなっています。彼女のどのような点が特別に感じられますか?
僕にとって、エイミーは稲妻のような衝撃を受けた存在でした。いつも、ペガサスとしての活動はすべて彼女のおかげだと話しています。エイミーには何度か会ったことがありますが、その多くは偶然でした。彼女はいつでも率直に接してくれて、「Amy as a Fallen Angel」という作品を通して彼女を称えずにはいられなかったんです。

カムデンとエイミーには紛れもないつながりがあります。あなたにとってカムデンとはどのような場所ですか?
本当にそのとおりです!僕がエイミーに初めて出会った場所もカムデンパークウェイでした。彼女はギターを手に車から降りて、まったく気取った素振りもなくただ歌い始めたんです。僕にとっては、あれこそがまさにカムデンという町の雰囲気です。

カムデンでお気に入りのスポットは?
絶対に誰にも教えたくない特別な場所がいくつかありますが、カムデンロックは間違いなく一年を通して素敵な場所で、冬は特にきれいです。

エイミーを題材にした新しい作品をカムデンで発表されますが、彼女を描く際にはどういったことを考えていますか? また、新しい作品で表現したいのはエイミーのどのような一面ですか?
これまで何年もカムデンでのエイミーを描いてきましたし、カムデンにあるユダヤ人博物館と協力して「A Family Portrait」展を開催したりもしました。エイミーはアイコニックな姿をたくさん見せてくれましたよね。僕はいつも、あの美しい、表情豊かな目に特に注意を払って、柔らかいタッチで描写するようにしています。今回はエイミーの、遠慮がなくておちゃめな一面を表現したいと考えました。深夜のカムデンで偶然出会えた思い出を描けていると思います。

エイミー・ワインハウス財団は10年前、彼女の名前を掲げて設立されました。エイミーが残した素晴らしいレガシーについてどのように思いますか?
はっきりと存在が感じられるレガシーですね。彼女のキャリアを通して、とても多くの人がエイミーに共感していました。現代のような社会において、今もなお大きな存在でいられるということ自体が、非常に多くのことを物語っています。エイミー・ワインハウス財団が行っている素晴らしい活動や、エイミーの名の下で弱い立場にある人々に提供している機会は、心から称賛すべきものです。エイミーは永遠の存在です。