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メイド・イン・イングランド – テニスボンバー&ハリントンジャケット

コミュニティ

Made in England -
The Tennis Bomber &
Harrington Jacket

メイド・イン・イングランド - テニスボンバー&ハリントンジャケット

2021年10月
Photos by Chazz Adnitt

14年前から提携しているLSマニュファクチャリング社を訪問し、ハリントンやテニスボンバージャケットの製造における専門知識と革新性を目の当たりにしました。

フレッドペリーは、各工場と緊密なパートナーシップを築いています。労働者の人権に関する考え方を共有できる工場のみと取引しており、この姿勢は当社の素材調達の方法を決定づける重要な要素だと捉えています。ウェストミッドランズ州にあるLSマニュファクチャリング社は、1957年に現会長の父親が設立した家族経営の企業。創業者はもともと、平日は鋳物工場、週末は戸別訪問のセールスマンとして働いており、妻は自宅で衣服の裁断と縫製の仕事をしていました。このようにして始まった小さなビジネスは、ピーク時にはウォルバーハンプトンの工場で150人以上の従業員を雇用するまでに成長しました。現在は3代目が経営者です。今回、私たちはすべての生産を監督する技術責任者のHeidi Humphreysに話をお聞きしました。

工場で最も誇りに思っていることは何ですか?
LSマニュファクチャリングは、今でも家庭的な仕事の仕方を大切にしており、それがスタッフやお客様との温かく、かつ強固な絆にもつながっています。このようにして当社は、品質と革新性で高い評価を得ることができました。最盛期、ウォルバーハンプトンには250以上のアパレル工場がありました。しかし現在は約5社のみです。私たちは、英国の製造業の危機を生き延びられたこと、そしてスタッフとお客様の両方と強い関係性を築いてきたことを誇りに思っています。

工場には何名のスタッフがいるのですか?
現在働いているのは70名。時代の変化に強い、努力を惜しまない勤勉なスタッフで構成されています。誰もが優れたスキルを持ち、またスタッフ同士の結束が固く、常にお互いをサポートし合っています。16歳で入社し、現在50代後半のスタッフもいるんですよ。

テニスボンバーとハリントンジャケットの生産工程を教えてください。
フレッドペリー本社で生地、副資材、デザインが確定された後、私たちの工場でパターンを作成します。さらにそれを各サイズに展開します。そこから第一段階の”レッドシールサンプル”を作成し、フィット感が正しいか、ドレープがフレッドペリーの基準に達しているかなどを確認します。サンプルが承認されると、すぐに”ゴールドシールサンプル”の作成に入ります。これが最終サンプルとなり、これをもとに生産工程が進められます。生産の最初の段階では、デジタルCADシステムでマーカーを作成し、それを使って洋服を裁断します。このプロセスが行われている間に、生地は検品所へ送られます。生地の裁断後、接着芯をつけたり刺繍室に送られたりして、左胸にローレルリースの刺繍が施されます。次のステップでは、裁断した生地が生産ラインに供給されます。各職人が服の一部を縫っては、次の人に渡していくのです。ボタンホールやボタンの取り付けは、縫製が完了した後に行われます。完成した服はプレスがかけられ、検品されます。このようにして仕上がった服は、梱包の過程でさらに入念に検品されます。出荷前には、すべての衣服が最高品質基準を満たしていることを確認するために、最終的な検査が行われます。こうやって愛情を込めて作られているのです。

テニスボンバーとハリントンジャケットの生産過程は、どの点が特別なのでしょうか?
このアイコニックな2アイテムは、いずれもウォルバーハンプトンにある当社の工場で裁断・縫製されており、最高品質の生地を使用しています。これ以上高級な生地はどこを探してもないでしょう。最も古い記録によると、1970年代から1980年代にかけて、この工場ではハリントンジャケットを製造していました。そしてその50年後も同じ服を作っているのです。品質を重視したブリティッシュメイド。時代を超越した、本当にアイコニックなジャケットですね……。そして丈夫に作られています!この唯一無二のデザインは、ずっと着続けることができます。今だけでなく、未来への投資でもありますね。