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ブランクキャンバス

サブカルチャー

Blank
Canvas

ブランクキャンバス

2020年9月

「Casual」はアイデンティティ、若さ、カルチャーにインスパイアされた出版物です。編集長のトム・ケリーから、若手アーティストたちにバレルバッグを中心とした作品制作プロジェクトを依頼したと聞いて、完成を楽しみにしていました。

A Royal Night

ペイントしたモチーフは、英国という国とその歴史についてイメージして欲しいものばかり。英国作家の文学や詩と、英国の田舎で出会う、魔法とかおとぎ話から出てきたような自然を組み合わせている。シェイクスピアの『真夏の夜の夢』の一節も加えた。英国に移住して最初に読んだ本なの。同時に、私たちは英国をその醜悪な部分も含めて愛しているということを表現している。物語の中でロバに恋をした女の子のようにね。

Zoe Agueb

@aguebart

Breathing Tank

英国というと小高い丘や、国中を毛細血管のように流れる小川が思い浮かぶ。そして地表を覆う草やヒース、空に向かって伸びる樹々。どんなに安全なバリアを張ったり、コンクリートを敷いて土地を浄化しようとしても、灰色の塊から根が現れ、アスファルトが盛り上がって割れ目を作る。自然のしなやかな強さは、設計図通りの人間の進化にも負けることがない。このバッグはそうした想いを具現化したもので、現代の男性なら必ず持っている定番アイテムを用いてこの国の真の遺産を想起させるものにしたんだ。

Billy Barrett

@billybarrett_9

Britain, Now and Then

フレッドペリーは過去を称えながらも今の服を作る先進的なブランド。作品のデザインにあたっては同じ考え方で臨んだ。英国の現在と過去を表すデザインにしたかった。まず、学校の机やバス停、壁に描かれていた英国の典型的なグラフィティをバッグ全体に描いた。そしてその上に重なるようにパッチを置いて、英国がいかに現実で起きている問題を無視して隠したがっているかを表現したかった。英国は伝統を気軽に楽しむのが好きだけど、路上、学校、病院などで起きている多くの問題に目をつぶっている。過去の英国の若者を象徴するノーザンソウル・バッグやモッズパーカを参考にして、バッグにパッチを使用することにしたんだ。政治的なものもジョークもあるけど、どれも英国について僕が連想する大事なものばかり。このバッグはステートメントでありオマージュでもある。英国は美しい、でも問題もたくさん抱えている。英国は進歩しなきゃいけない。みんなが平等な国になるよう努力する必要がある。

Corbin Shaw

@corbinshaww

バレルバッグはすべてオークションにかけられ、売上はcasualmag.ukを通じて慈善団体に寄付されます