Davida: キング・オブ・ザ・ロード

コラボレーション

Davida: King of
the Road

Davida: キング・オブ・ザ・ロード

2021年5月

Davidaのストーリー – 英国の小さなヘルメット工場はどのようにしてニッチな世界的カウンターカルチャーの中に確固としたアイデンティティーを築いたのか。

イングランド北部のマージーサイドを拠点とするDavidaは、80年代初頭から現在にいたるまで、熟練した職人が工房でヘルメットを一つ一つ手作りで造り続け、人気を博してきました。

仲間から愛情をこめてフィッド・ザ・リッドと呼ばれるオーナー兼創業者のデービッド・フィダモンは、ずっとこうだったわけじゃない、と言います。70年代半ば、生産技術者としてのトレーニングを受けた後、デービッドは自分の多気筒型バイクにつけるキャブレター同調用の真空計を作りはじめました。そこで、この種の装置の市場に参入する余地を見てとった彼は、友人で同じくバイクマニアのアラン・ダベンポートとペアを組んで仕事を始めました。

「俺たちは若かったし、絶対上手くやってやるって思ってた。最初の仕事場は、俺の母親のガレージだった。そこでホンダUKのサービス工場向けに同調装置を作りはじめたんだ。Unit 2が実際は俺の母親のガレージだなんて、取引先には絶対に言わなかったよ。今考えてもおかしくて笑えるね」。デービッド・フィダモン

週末に出かけたフランスのル・マンでインスピレーションを受けたデービッドとアランは、自分たちの会社を-Davida Moto-と名付けました。彼らの純粋なライディングへの情熱に導かれて会社は他の部品の製造にまで幅を広げ成長していきました。

Davidaがヘルメット産業へ参入したのは1984年のことでした。見た目だけにこだわらず、路上で実際に役に立つオープン・フェイス・ヘルメットの製造というシンプルなミッションからスタートしました。(ここにも市場参入の余地があったのです)このようにして、60年代と70年代のカウンターカルチャーにインスパイアされたルックスと、他のどのヘルメットにも引けをとらない安全性を備えたSpeedster V3が誕生しました。

内側にファイバーグラスシェルとレザー製のパッドを入れたSpeedsterは、巧妙なデザインと最高の安全性・快適性を備えたオープンフェイス・ヘルメットとして瞬く間にその地位を確立しました。クールでタイムレスなデザインは、イングランドのモッズからイタリアのストリート・レーサーまで、世界中のサブカルチャーにおけるユニフォームとして受け入れられました。

「80年代後半から90年代にかけてスクーターでレースをする際、英国スクーター・スポーツ協会(BSSO)は、レザーのジャケットを用意できない場合にはDr. MartensのブーツとBelstaffのジャケットを使うことを許可したんだ。――言うまでもなく彼らはレースでDavidaのヘルメットを着けてたよ」デービッド・フィダモン

90年代後半までにDavidaは世界中にヘルメットを供給するようになり、独自の安全基準を定めていた日本にも輸出できる数少ない外国製ヘルメットメーカーのひとつとなりました。また、Davidaのヘルメットは、90年代の日本におけるニッチなイングランド発ロックシーンの代名詞となり、カウンターカルチャーを捉えた写真を通して永遠に語り継がれる存在となりました。バイクシーンのトップをひた走るだけでなく、ニッチなグローバルサブカルチャーのチャンピオンとしてのイメージを築き上げたのです。

世界中の安全基準を満たすことができるのは通常巨大企業だけですが、Davidaはそれを達成し現在まで40年近く製造を続けています。一つ一つのステッチや塗装、またはレザー製サイドフラップには、それらを理想的な姿に仕上げるために細心の注意が払われています。今では、グレイソン・ペリーやユアン・マクレガーといった人物もクライアントに名を連ねています。

英国の優れた職人技を有するDavidaはイギリスでバイク用オープンフェイス・ヘルメットを製造する唯一のメーカーであり、クラシックなデザインと革新的な技術をもって時代を超越してきました。

フレッドペリー x Davida Twin Tippedヘルメットは、オンラインショップ・東京店・大阪店・渋谷パルコ店で限定発売中です。
※装飾用ヘルメットとなります。乗車用(オートバイ用)ではありません。