Standard Nerds Club
上海繁華街の静かな脇道にひっそりと佇む卓球スタジオ&アートスペース、「Standard Nerds Club」。コミュニティの熱心なメンバーたちがアーティストやデザイナーとコラボして、卓球台やラケットをカスタマイズしたり、周辺地域のためにゲームナイトやイベントを開催したりしています。
Standard Nerds Clubを設立したきっかけは?
トト・ドゥアン:卓球が大好きで、そしてファッションデザイナーの仕事をしていることから、中国に戻る前から卓球ファッションブランドを立ち上げる準備を始めていたんだけど、中国で卓球をする場所やパートナーを探すのに苦労があって、それで若いアマチュアプレーヤーたちが楽しめる開放的な卓球コミュニティを作ろうと決心するに至ったんだ。

卓球をするときに、どんな音楽をかけますか?
トト・ドゥアン:普段はジャズを聴いているよ。
シャオ・バイ:オールドスクール・ヒップホップや80年代の広東語歌謡曲を少々。


好きなミュージシャンやジャンルは?
トト・ドゥアン:Cuco、フランク・オーシャン、タイラー・ザ・クリエイター、それからFKAツイッグス。
シン・ユエ:好きなミュージシャンはカリル・フォン。踊れるソウルやファンクも好きだよ。
シャオ・バイ:好きなジャンルはヒップホップと香港ポップス。好きなラッパーはノトーリアスB.I.Gとタイラー・ザ・クリエーターで、香港歌手のサミュエル・ホイは僕のヒーローさ。
AFDT
ピース&ウェーブ(Peace & Wave)のギタリスト、シャオ・ユーが設立したAFDTは、アートスペースであると同時に同バンドと地元コミュニティの憩いの場です。上海の静安区にあり、人々が集まってクリエイティブなプロジェクトに取り組むのにうってつけの空間となっています。
AFDTアートステージの雰囲気はどんな感じですか?
シャオ・ユー:若き才能を育て、彼らがAFDTの影響を受けながらも自分らしく輝いてくれることが僕らの願いだよ。
ピース&ウェーブではどうやって曲作りをしていますか?
シャオ・ユー:自然体で。即興で出来上がることもあれば、1人がリードして作ることもあるね。
ジャン・ジアン:曲作りは本の執筆と似ているんだ。音楽を作ることは、僕にとっては日記を書くようなものだよ。


これまでに観た最高のライブは?
シャオ・ユー:2019年のフジロックで観たフォニー・ピープルのライブが圧倒的で忘れられないね。
ダ・バオ:MAO LIVE HOUSE SHANGHAIのオディシーの公演。
スー・ウェイ:去年にタイで観たベニー・シングスのライブが深く印象に残っているね。彼は若手バンドとプロミュージシャンの間にあるギャップを埋めてくれた存在で、とても自信に満ちたパフォーマンスだったよ。

あなたの十代を定義する曲は?
シャオ・ユー:ランシドの「Fall back down」。
ダ・バオ:キルカの「Sadness in Your Eyes」の中国語バージョン。
スー・ウェイ:THE BACK HORNの「罠」だね。
ジャン・ジアン:ザ・ディクシー・チックスの「Not Ready To Make Nice」。僕がギターを習ったときに初めて譜面起こしした曲だよ。譜面起こしは音楽理論の知識を向上させるのに良い方法だね。
Mintone Records
同名のレコードレーベルを立ち上げた2G3が、新しい音楽を聴いたり友人と時を過ごしたりできる場所を求めてオープンした「Mintone Records」。複数の地元ミュージシャンとの協力で設立され、日中はレコードショップ兼カフェ、夜はカクテルバー兼ライブハウスに様変わりします。
Mintone Recordsについて教えてください。
Gavintoo:Mintoneは、僕から見たら情緒的なレコード会社。心を癒したり人々の生活をより良くしたりする音楽を創っているよ。
Major:僕はMintoneの雰囲気が一番好きかな。音楽作りに没頭できるね。
2G3:Mintoneは、いつでもホッとするような気持ちとか、ワクワクするような才能や充実感といったものを与えてくれるインディーズレーベルだよ。

人々を一つにするベスト・ソングは?
2G3:テイク・ザットの「Never Forget」。
Major:レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの「Killing In The Name」。
Dizkar:「Welcome to Beijing」。


もし歴史上のミュージシャンと共演できるとしたら、誰としたい?
Major:マイルス・デイヴィス、J・ディラ、マッドリブ、フライング・ロータス。
Dizkar:J・ディラ。
Gavintoo:フェイ・ウォン。